面接対策と第一印象について
面接官の多くは第一印象で決める・・・と指摘する専門家もいます。
役員や社長が行う面接に関しては、「最初の5分で決まる」と答える人も言う位です。
それだけ第一印象というのは重要な要素になってくるわけです。
その第一印象を決定付ける要因を示したものに「メラビアンの法則」というものがありますがご存知でしょうか?
メラビアンの法則とは相手を判断する際に影響を与える要因を数値化したもので、下記のようになります:
・目から判断される要因 55%
・耳から判断される要因 38%
・言葉から判断される要因 7%
驚かれるかも知れませんが、この法則から言えば、何を言ったか・・・というのは全体の要因の7%にしかならない・・・ということになります。
つまり、どんなに立派なことを言うよりも、相手にどう見られるか、どう聞こえるか・・・の方が大切だと言うことです。
目から判断される要因
相手にどう見えるか・・・と言うと、容姿のことと勘違いしてしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、具体的には
・服用や髪型などの見た目
・態度
・表情
といったものが大切になってきます。
第一印象をよくして採用されるためには、立派なことを話すよりも、まずは態度であったり表情、服装や髪型といったものに注意することが大切になります。
耳から判断される要因
耳から判断される要因には
・声のトーン
・声の大きさ
・話のテンポやスピード
・強調や優しさ
・・・などになろうかと思います。
優しく話す人は優しそうな人と思われますし、雑に話す人は性格も雑なのではないかと思われます。
しかし、大切なのは、上手に話すことではありません。面接では誰もが緊張しますから、上手く話せないのは仕方がないことですし、面接官もそれは分かっています。
面接官はそういったどれだけ上手に語れるかを見ているというよりは、話し方を見てその人がどんな人物なのかを見ようとしているのです。
ですから、私は上手に話すよりも、とにかく一生懸命話すことが大事だと思います。うまくなくていい。でも一生懸命なら相手にはあなたの気持ちが伝わります。
言葉から判断される要因
最後は言葉から判断される要因ですが、これはメラビアンの法則によると一番影響力が少ないものです。少なくとも第一印象という意味では。
しかし、だからといって無視していい問題ではありません。
大事なのは、相手に対して真摯な態度で話をしているか・・・ということですから、例えば敬語の使い方は大切になってきます。
そして最後に何を言うか・・・ということになります。
これについては話し方や答え方などのページで後ほどご紹介したいと思っていますのでそちらを参照してもらえれば幸いです。
90%は第一印象?
はじめに役員の方は最初の5分で判断してしまうといいましたが、ある専門家に言わせると採用担当者は第一印象でその人の90%のイメージを決めてしまうそうです。
そして、その後の面接は自分が決めたイメージの確認をしている・・・というのです。
例えば、出会ったときにまじめそうだな・・・と思ったら、面接では本当にまじめなのかを確認するための質問をしていく・・・ということですし、前向きな人だと思ったら、それを証明するための質問をしてゆく・・・ということです。
ですから、面接では出会ったときの第一印象が大切です。
勿論、電話などで担当者を話す機会があれば、その電話もとても大切なものになってきます。
ポイントは相手(採用担当者)と誠実に向き合うことです。
色々な面接のテクニックもあるでしょう。経験が必要だったり資格が必要だったり、学歴が重要視されたりすることもあるかも知れません。
しかし、最後に大切なのは、その人の人柄です。
誠実な人が欲しい・・・そういうニーズは必ずあります。