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趣味や休日の過ごし方を聞かれたら?

面接では趣味であったり、休日の過ごし方、特技・・・などなどを聞かれることがあります。

この質問をされて、あまり評価されないのは:

・趣味がないこと
・趣味が多すぎる
・仕事とは関係ないことを挙げる
・パチンコやテレビゲームなど
・マニアックすぎるもの
・お酒
・仕事が趣味と答えること

といったものになりますので注意してみてください。

最後の「仕事が趣味」・・・というのは言い方によってプラスにもマイナスにもとられてしまいます。例えば:

「仕事しかしていません。休みの日も接待でつぶれたり、たまった仕事に追われていたりするので趣味のために使う時間がありません。」

この言い方だと、仕事がたまっているのはそのスピードが遅かったり効率が悪いのではないかと思われたり、嫌々休日に接待しているという不平不満にもとられてしまいます。

こんな場合は

「休日にもつい仕事のことを考えてしまうのは私の悪い癖なのかも知れません。しかし、そういったリラックスしている時に仕事のことをふと思ったりすると良いアイディアが出てくることが多いと私は思っています。」

という風に言い方を変えると印象も変えることができます。

仕事に関係することを答える

趣味や休日の過ごし方を聞かれた際は、できれば、何かしら仕事に結びつけることができたら一番よいかも知れません。

また、あまり趣味が多すぎると、仕事よりも趣味が優先なのではと思われることがありますから注意してください。

ただし、趣味はあった方がよいのは確かです。

仕事の切り替えができたり、リフレッシュして新たな気持ちで仕事に向かえたりできますし、健全な趣味がある人はビジネス上の人付き合いも上手にこなしてゆけるという風に捉えられることもありますから。

採用担当者は前向きな人、感じのよい人、やる気のある人、積極性のある人・・・を高く評価する傾向があります

ですから、そういった人物像を趣味から連想させるような答えにするとよいかも知れません。例えば、ランニングが趣味だとしましょう。

「私の趣味はランニングです。もう5年間続けています。休日は皇居の周りを走っています。汗を流しながら走っていると、仕事のアイディアが浮かんできたりすることがよくあります。また、気分転換をすることで仕事にもフレッシュな気持ちでのぞむことができると感じています。」

ここでのポイントは5年間継続していることが1つ。途中で仕事を放り出さない人だろうと思わせることができます。

また、走って気持ちを切り替えることでいいアイディアが出てきたり、フレッシュな気持ちで仕事ができる・・・という風に趣味と仕事とリンクさせている点も好感が持てます

趣味がない場合はどうする?

では実際に趣味が何もない場合はどうしたらいいのでしょう?

そんな場合は無趣味です・・・と正直に言っても評価が下がってしまうかも知れませんので、少し工夫をしてみましょう。

「友人と会って、おしゃべりとしたりするのが私なりの楽しみになっています。仕事で行き詰った時などは励ましてもらったり逆に相談に乗ったりすることで、失敗を乗り越えたり仕事に対して前向きに考えられるようになったと思います。」

例えばこのように答えると、趣味はなくても前向きなところをアピールすることができるかと思います。

休日も仕事・・・

「前職では仕事が間に合わず休日も出勤することが多かったです。休んでいても仕事のことが気になってつい仕事をしてしまいます。」

仕事漬けの毎日というと良いイメージのように思われるかも知れませんが、これは仕事の要領が悪いと思われたり、オンとオフの切り替えができないために、燃え尽きてしまうのではないかとか、ストレスで休職されたりしたら・・・と思われることもあります。

ですから、実際には仕事漬けだったとしても言い方は少し工夫してもいいと思います。

「休日も仕事のことを考えてしまうのは私のいけないところだと自覚しています。ただ、任された仕事には妥協をしたくない、手を抜きたくないという思いが強く、つい仕事のことを考えてしまうことが多いです。

その点は家族にも迷惑をかけて申し訳ないと思っております。ですから、午前中は仕事のことを考えても、午後からは家族で出かけたり、子供と一緒に遊んだりしてリラックスする時間を作るようにしています。」

例えば、こんな風に言えば相手の印象も違ったものになると思います。

採用への近道

勿論ですが、企業としてはあなたのプライベートな部分まで口を出そうと言っているわけではありません。

ただ、プライベートな部分というのは、その人の人柄であったり、人物像がよく見えてくることがありますので、そういった質問を面接ではするわけです。

企業が求めているのは先ほども書きましたが、前向きな人、感じのよい人、やる気のある人、積極性のある人です。それでいて、自分の会社の雰囲気に合う人だったり、企業理念に賛同できる人だったり、勿論、募集している職務内容を的確にこなすだけの力がある人を探しているわけです。

ですから、面接ではそういった部分を自分がどこまでできるのか・・・を考えてみると採用される確率がぐんと上がってくるのではないでしょうか。