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面接で特技を答える際のポイントは?

就職、転職面接でよく聞かれる質問の1つが

「あなたの特技を教えてください」

といったものです。

この特技は何ですか?という質問は、あなたの強みであったり、この仕事をする上での自己PRをしてください、といっていることと同じです。

ですから、プライベートでの特技や得意なことを答えてもあまり意味がありません。それなら・・・と前職で自分がやっていたことであったり、得意だったことを答える方もいます。

しかし、大切なのはあくまでも今の職場、募集している仕事に対して、あなたの強みは何なのか・・・ということです。いくら前の会社で実績を残しても、それが今の応募している仕事の役に立たないようでは意味がありません。

例文を見てみる

部下を育てることが強み:

「前職では新入社員の教育を担当していました。どんな社員であってもやはり人間ですから、やってみせるだけでは効果は少ないと思い、自分達で実践させること、そして、私はそれぞれの良いところを指摘してあげることを徹底してきました。

社員の良いところを見つけてあげられる点が私の強みではないかと思っております。

教育の期間が終わった新入社員から、○○さんにあの時教えてもらってよかった・・・という言葉を時折もらいましたが、それが私の喜びでした。」

前職での経験を話すことで信頼性も増します。
さらに、第三者からの言葉を紹介するのも効果的だと思います。

 

仕事の速さが強みの場合:

「私は新卒の頃は仕事が遅かったために残業ばかりしていました。しかし、ある時この違いは何だろうと、仕事の速い人をよく観察することを習慣にしました。すると仕事が速い人は、上手に優先順位をつけていることに気づきました。

考えてみると今やらなくていい仕事をしていたり、古いやり方のままやっていて効率化を図っていない仕事が自分には沢山あることに気づきました。

私は今では仕事のスピードを上げるためには、3つ大切なことがあると思っています。1つは優先順位をつけること、2つ目はいらない仕事を見極めること、3つ目は仕事を簡単にするためにはどうするかを常に考えることです。

この3つを考え仕事をすることで効率を上げ、より集中して仕事に取り組めるようになったことが私の強みではないかと思います。」

仕事が速いという強みを言うだけでなく、何故仕事が速いと言えるのか?実際の事例であったり、日頃から心がけていることを例に出すことで説得力が増しています

こういった事例であったり、例文はいくらでも紹介できます。しかし、大切なのはあなたの言葉であったり、あなた自身の経験です。そういう言葉には説得力があります。

また、面接というと、どうしても上手に話そうとしてみたり、自分を必要以上に大きく見せようとして緊張してしまうことがよくあるものです。

しかし、採用担当者というのはそういう人達と日頃から接しています。面接というのは緊張するし上手に話せないことくらいは理解しているものです。

ですから、どこかから持ってきたような回答例であったり、参考書に書いてあったような特技などを言っている人には魅力を感じ難いものです。

それよりも話し方は下手であっても、自分の言葉で丁寧に、そして一生懸命に話そうとする人には好感を持てるのだと思います。