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面接の質問事例(事項)や例文一覧

ここでは面接で聞かれる一般的な質問からちょっと意地悪な質問までを一覧として掲載したいと思います。

それぞれの答え方のポイントについては短く掲載しておりますが、それぞれ詳しくご紹介しているページも用意していますから、よかったらそちらも参考になさってください。

19の質問一覧とその対処法、答え方

1.「自己紹介をしてください」

よく聞かれる質問です。

この質問の狙いはあなたがその会社にとってどのような貢献ができるのかを聞くことです。

ですから、転職の場合は応募している企業に関連するかどうかを考えて、前職での職務内容を説明するのもよいでしょう。

特に中途採用の場合は求めている人材や人物像がはっきりしています。それをまず調べておくとよいと思います。

詳しくは→面接で自己紹介をする場合の対策と例文

 

2.「退職理由を聞かせて下さい」

何故前の職場を辞めたのか?ということですが、これを聞く理由はあなたがこの会社に入社してすぐにやめないかどうかが知りたいのです。

回答は前向きなものにしましょう。不平不満があって辞めたとしても、それを口に出すのはNG。

詳しくは→面接で退職理由を聞かれたら

 

3.「前職の職務内容を教えてください」

どんな仕事をしていて、それが自社にとってどんな役に立つかが知りたいために聞く質問です。

ですから、何でもいいからやっていたことを全部答えるのはNG。今応募している職種や職務内容にどのように役立つのかを考えて答えましょう。

あまり長くなりすぎるのもいけません。

 

4.「給与の希望があれば教えてください」

金額を聞くことで採用した後でトラブルになることを避ける目的もありますが、多くの場合、求人広告には給与がおおよそ掲載されています。

ですから、さらにもう一度聞くというのは、例えば、同じ業界などであればその人の前の会社での評価がよく分かるからという理由もあります。

また、お金に対する執着などが強かったりすると仕事よりもお金に魅力を感じて応募したのだと思われることがあります。

そういった点を採用担当者が見ていることも勿論ですが、あります。

 

5.「他にも応募していますか?」

入社意欲がどれほどのものかを確認するための質問。

勿論、就職活動であったり、転職活動などではかけもちがあること位は採用担当者は理解していますので隠す必要はないと思います。

ただ、この会社に入りたいという熱意であったり、希望が相手に伝わるようにしたいものです。

 

6.「転職回数が多いですね?」

採用したのはいいけれど、すぐに辞めるのではないか?と思ったために聞く質問です。

この答え方ですが、やはり前向きな回答にするべきです。

前の職場で例えば、上司が理不尽だったとか、得意先が非常識だった・・・などが実際の理由であってもそれを口に出すと評価が下がります。

そうではなくて、前向きな理由を考えて答えることです。

 

7.「残業や出張には対応できますか?」

実際に残業や出張があるために聞くこともありますが、この質問ではその人のやる気を確かめているという意図もあります。

躊躇するようであれば、やる気がないのではないか・・・と思われてしまいます。

たとえ、家族の理由で長期の出張は無理でも、最初にすぐ、「はい。対応できます。」と答えた上で、「ただ、家族の事情がありまして、長期の出張はできませんが、短期の出張であれば対応させていただきます。」という風に答えるといいでしょう。

 

8.「この会社に応募した志望動機を教えてください」

これも面接ではよく聞かれる質問事項です。

よくやってしまうのが、自分に合っていそうだからとかという風に自分が選ぶ立場で話すことです。勿論、それは応募先を選ぶ際にとても重要なことです。

しかし、面接では、志望動機を会社が求めているものに重ね合わせて答えるのがポイントです。

「今まで5年間に渡って飛び込み営業の仕事をしてきました。昨年度は年間50件の新規顧客を獲得しました。その経験を生かして御社に貢献できると信じています。」

という風に答えれば、ただ、「飛び込み営業という募集内容を見て」と答えるよりはるかに評価は高くなると思います。

詳しくは→面接の志望動機の作り方とその例

 

9.「尊敬する人物を教えてください」

採用担当者が知りたいのは、誰を尊敬するかではなくて、その人を尊敬する理由です。何故尊敬するか?それがどう仕事と関係するか・・・が大切です。

 

10.「あなたの長所と短所を教えてください」

単純に「何でも真摯に取り組むところ」という風に答えたり、「前向きなところ」と答えるのは簡単ですが、これでは一般的すぎて評価のしようがありません。

ですから、何故そうなのか?というところを自分の経験であったりエピソードを交えて話すことがポイントです。

また、第三者から言われることなどをその話の中に盛り込んでゆくと効果的です。

欠点については、欠点をただ言いっぱなしではマイナス評価になってしまいます。例えば、「おせっかいなところ」が自分の欠点だとしましょう。その場合は・・・

「おせっかいなところが自分の欠点だと自覚しています。

しかし、仕事では細かいところに気を使うことでお客様にありがとうと声をかけていただくことがよくありました。ですから、おせっかいであることも時にはこういう仕事では大切なことではないかと思っています。」

という風に欠点を補うこと、欠点に対する前向きな回答が大切になってくると思います。

詳しくは→面接で長所と短所を聞かれたら、例文も

11.「あなたの特技は何ですか?」

これは仕事をする上での自己PRをしてくださいといわれていると思って結構です。

この場合は自分のどんなところが仕事に役立っているか、その強みなどを答えればよいのです。

その場合も実際の実例や経験などを話の中に盛り込んでゆくことで説得力が出てきます。

詳しくは→面接で特技を答える際のポイントやコツは?

 

12.「あなたの趣味はなんですか?」

趣味に関する質問の意図はあなたの人物像を知ることです。健康的な人なのか、そうでないのか?であったり、切り替えの早い人なのか・・・なども趣味を聞くことでわかります。

また、あまりにも趣味が多すぎたり、熱中している様子を離してしまうと、仕事そっちのけで趣味に走りはしないか・・・と思われるのでやめた方がよいでしょう。

ですから、その趣味が仕事を続けてゆく上でどのように役立つのかを考えるとよいと思います。

詳しくは→面接で趣味や休日の過ごし方を聞かれた場合

 

13.「休日の過ごし方をお聞きしていいですか?」

これも趣味と似た意図があります。

オンとオフの切り替えが出来る人は仕事でもすぐに切り替えができる人というイメージにもつながります。

休日も仕事漬けというのは仕事熱心というより、仕事が遅い、効率が悪いというイメージを与えてしまいますのでNG。

例えそうだとしても答え方は工夫する必要がありますね。

詳しくは→面接で趣味や休日の過ごし方を聞かれた場合

 

14.「将来の夢を教えてください」

これについては仕事と関連した夢を答えるのが一般的です。

プライベートの夢を聞かれる場合もありますが、それ以外は例えば何年後には○○といった仕事を任せられるような人材になっていたい・・・という風に答えると良いと思います。

詳しくは→面接で将来の夢について質問されたら

 

15.「何か質問がありますか?」

いわゆる逆質問ですが、質問がある場合は質問してよいと思います。

ただし、お金の話だったり、待遇面の話をここで出すのはあまり良い印象につながらないと思います。

質問がない場合は無理に質問するよりも、お時間をいただいたことに対する感謝の気持ちや入社意欲を伝えること。検討していただけるようお願いするのも良いと思います。

詳しくは→質問はありますかと聞かれたら、逆質問の例なども

 

16.「この会社でどんな仕事がしたいですか?」

会社としてはあなたの希望を聞いているというよりは、何ができますか?と聞いていると思ってください。

ですから、具体的に何ができるかを答えることが大切です。

 

17.「職場の人間関係でトラブルになったことはありますか?」

職場の人間関係で悩んだ末に退社してしまう人も少なくありません。あなたがそんな人ではないかどうかを尋ねる質問です。

もしそういったトラブルがなかった場合は、「いいえ。特にありません。」とだけ答えるのでは評価が上がりません。

トラブルなどがなかった場合では、「いいえ。特にありませんでした。とてもよい上司や同僚に恵まれていたのだと思います。」と付け加えることです。

また、トラブルが実際にあった場合でもそれをどう改善していったのか、どのようにして前向きに捉えてきたかを説明できればかえってプラスの評価になります。

「私は上司と意見が食い違うことがありました。

しかし、そんな時は上司の考え方をまず理解するように努めました。その上で私の意見を上司に提案させていただくようにしたところ、上司にも私のやる気が伝わったと評価していただきました。」

という風に答えることもできます。

 

18.「前の会社での不満な点は何でしたか?」

この質問に「聞いてください!」とばかりに不平不満を並べる人もいますが、それは不採用につながってしまうことが多いです。

何故なら、この前の会社の不平不満というのは、この会社に入っても同じように不平不満を言いますよと言っているのと同じだからです。

また、前職を辞めた理由も回答によっては把握することができます。

退職理由はなんですか?と聞くよりも本当の答えが出てくる可能性がある・・・というわけです。

ですから、この場合も不平不満は言わないことです。

問題があったとしても、それを改善するためにどう動いてきたか・・・を答えることです。例えば、

「成績を数字のみで評価するという会社の方針があり、最初は戸惑いました。私は売るだけでなく、自社のブランドであったり、お客様の満足度を上げることが将来的なことも考えてベストだと信じて営業をしてきたからです。

しかし、従業員を養ってゆかなければならない経営者としての役員の方々の視点で考えるようになってからは、やはり結果も大切であることも再認識しました。」

という風に答えることで単純な不平不満ではなくて、自分が学んだことを伝えることができますので採用担当者には好印象を与えることができると思います。

 

19.いじわるな質問(圧迫面接)

慣れた採用担当者だと圧迫面接という1つのテクニックを使ってくることがあります。

つまり、いじわるな質問をわざと応募者にぶつけることでその人の反応をみたり、その人の本当の人物像を把握しようと考えているのです。

むっと来る質問もあります。

しかし、そこでそれを表情に出したりしてしまっては駄目です。

圧迫面接対策や質問の事例、答え方の例文などに関しては圧迫面接の5つの対処法圧迫面接の質問事例や例文一覧にて詳しくご紹介します。

ただ、こういったいじわるな質問に対して、真っ向から否定したりするのは良い印象を与えません。

例えば、

「経験が浅いですが、これでこの仕事がつとまるのかな?」

という意地悪な質問が来たとしましょう。その時

「はい。経験が豊富な人だから仕事ができるとは限りません。経験が浅いからこそ見えてくるものもあるのではないでしょうか?」

という風に採用担当者の言ったことに対してまず反論する人は、入社しても上司とうまくやっていけないのではないか?自分勝手な人、まわりとうまく連携できない人ではないかと思われてしまいます。

こういった意地悪な質問がきた時のコツはまずは「おっしゃるとおりです」という風に反論しないこと、賛成することです。例えば先ほどの例であれば、

「おっしゃる通りです。経験が浅いことでご迷惑をお掛けすることがあるかもしれません。

ただ、前職では2年間その仕事に真剣に向き合うことで、社内でも2番目の成績を残すことができました。その経験を生かして御社でも貢献したいと思いますし、御社でさらに上を目指してゆけるのではないかと楽しみにしております。」

ここでは経験は浅くても数字を出すことで説得力がある内容になっていますし、やる気も感じられます。何より、真っ向から反論していないことも好印象になります。